墓石建立の流れをわかりやすく解説|建立者の名前や費用感も紹介 | お墓のキホン | 石乃家(いしのや)

墓石建立の流れをわかりやすく解説|建立者の名前や費用感も紹介

この記事を読んでいるあなたは、お墓の建立について困っているのではないでしょうか。

お墓を建てる経験は、長い人生で1度あるかないか。誰かに相談しようにも、詳しい人が身近にいないので相談すらできない人もいらっしゃいます。

「お墓を建てなければならないが、何から始めたらいいのかわからない」「お墓の建立者の名前は、誰にしたらいいのか教えて欲しい」

この記事では、このようなお悩みをおもちの方に向け、お墓を建立する流れやしきたり、かかる費用や相場について解説します。これからお墓を建てようと思っている人は、ぜひ参考にしてください。

お墓を建てる意味・目的

お墓を建てる目的は、大きく分けて3つあります。

  • 亡くなった方や代々の遺骨を納めるため
  • 亡くなった方の第二のすみかとするため
  • 遺族の心の拠りどころとするため

お墓は、遺骨を納めるために建てられるものです。生前に、ご自身が亡くなったあとの遺骨の行き先を確保したり、子孫のためにお墓を建てられたりする方もいらっしゃいます。しかしお墓には、亡くなった方の「第二のすみか」という意味合いももっています。遺骨は、お墓のなかで何十年、何百年も眠ります。お墓の改葬をしない限りは、生前よりも長い時間をお墓で過ごすことになるでしょう。お墓を建てる場所を、緑が多く静かな場所にしたいと願う人が多いのは、そのためです。

またお墓は、遺族にとっても重要な役割をもっています。お墓の前で手を合わせたり、お墓に向かって話しかけたりすることで、大切な方とのつながりを感じる方もいらっしゃいます。お墓は、亡くなった方と心を寄り添わせたり、自らの気持ちを安定させたりする場所でもあるのです。

お墓を建てる意味・目的

お墓を建てる時期

お墓はどういったタイミングで建てるのがよいのでしょうか?

結論から申し上げますと、お墓を建てるタイミングに決まりはありません。一般的には、四十九日が終わったタイミングで納骨できるよう、四十九日を目標にお墓を建てられています。四十九日と同様に、一周忌や回忌などの節目に合わせて建てる方もいらっしゃいます。亡くなってからお墓を建てようと行動すると、霊園探しや墓石の発注などに時間がかかるため、四十九日に間に合わせるのは困難です。なるべく一周忌に間に合わせたいと、石材店を回る遺族も多くいらっしゃいます。一周忌の法要後に納骨をすると、遠方の親族が何度も足を運ぶ必要がありません。

また、少ないケースではあるものの、お墓を生前に建てる場合もあります。「生きているうちにお墓を立てるなんて、縁起が悪いのでは?不謹慎ではない?」このように心配される方も少なくありません。しかし生前にお墓を建てると、本人の希望を取り入れられるうえ、亡くなったあとに慌てずに済むでしょう。亡くなったあとには、さまざまな手続きに追われ、落ち着かない日々が続きます。生前建立は、遺族の手間や混乱を省くメリットもあります。

お墓を建てる時期

墓石建立の流れ

お墓を建立するための手順は、大きく5つに分けられます。流れを簡単に押さえておくと、それぞれのステップで混乱がありません。一つひとつ丁寧に進めていきましょう。

埋葬形式を決める

まずはお墓の埋葬形式を決めましょう。埋葬形式には、一般葬・樹木葬・納骨堂・永代供養墓などがあり、どのような形で遺骨を埋葬するかによって分けられます。それぞれ特徴があるため、メリット・デメリットを確認しておきましょう。

  • 一般葬
    お墓と聞いてイメージするのが、一般葬と呼ばれる埋葬形式です。墓石に名前や享年などを刻み、家族で代々引き継いでいきます。一度建立すると、家族が亡くなった際の行き先を探す必要がありません。ただし、管理は自分たち家族でおこなうため、一定の手間がかかるでしょう。
  • 樹木葬
    樹木やお花などを、墓石の代わりのシンボルにする埋葬形式のことです。大きな桜やクスノキ、カエデなどが一般的に使われています。最近では芝生や草花のガーデン風の樹木葬もあり、自然に還って静かに眠りたいと願う方に人気です。合祀タイプと集合墓タイプ、個別埋葬タイプなどがあり、基本的には一代限りです。永代供養付きなら、管理もお任せできるうえ、継承の必要もありません。また樹木葬のメリットとして、一般葬よりも安価に納骨できる点があげられます。
  • 納骨堂
    納骨堂は、遺骨を骨壺に入れたまま特定の設備に安置して、管理します。ロッカー式・仏壇式・可動式・位牌型など、さまざまな形式があります。運営母体は寺院や公営納骨堂、民営納骨堂などで、永代供養がセットになっている場合がほとんどです。永代供養付なら、年忌法要や開眼供養などは必要ありません。一般葬よりも安価に納骨できます。ただし一定期間が過ぎると、納骨堂から移動され、合祀されてしまいます。またお墓参りできる時間や、お供えに制限がある場合があるため、自由度の低さが納骨堂のデメリットです。
  • 永代供養墓
    永代供養墓は、お墓の管理・供養を霊園や寺院がおこなってくれるお墓です。お墓の管理や継承が不要なうえ、大きなお墓を複数の方たちで利用するため、費用も一般葬よりも安価で済みます。合祀墓や合同墓、共同墓などと呼ばれる場合もあります。継承者のいない方や、子孫にお墓の管理で負担をかけたくないと願う人から選ばれているお墓です。

場所を決める

どのような埋葬方式にするか決まったら、お墓を建てる場所を探しましょう。墓石建立場所には、主に3つがあります。それぞれのメリット・デメリットを確認しておきましょう。

  • 公営霊園
    公営霊園とは、自治体が運営する墓地です。管理費用と使用料が安く、コストをかけたくない人におすすめです。ただし、時期によっては入りにくいことがあります。必ずしも利用できるとはかぎりません。
  • 民営霊園
    民間の団体が管理を受託されている霊園や墓地のことです。管理費用は、民営霊園と比較すると高くなりますが、設備は充実しています。整備も行き届いており、気持ちよく利用できるでしょう。
  • 寺院墓地
    それぞれのお寺が運営している墓地にも、お墓を建てられます。ただし、管理している寺院の檀家に入る必要があるでしょう。お布施や檀家料などのコストがかかったり、檀家としての活動が求められたりします。離檀の際のトラブルも報告されています。檀家制度をよく理解したうえで、墓地の利用を検討しましょう。

墓石の種類を決める

建立場所が決定したら、いよいよ墓石を決めていきます。墓石の種類を決めるコツを、簡単に紹介します。2~3ヵ月かかるため、早めの行動をおすすめします。

  • 石材や色、形
    墓石に使われる石材には、300種類以上あるといわれています。丈夫で長持ちする墓石にしたいなら、吸水性や圧縮強度、見かけ比重の3つを重視して選定しましょう。色や形は、お墓を建てる人や眠る人の好みでかまいません。
  • デザインや文字彫り
    お墓のデザインは、伝統的なデザインの和型墓石、西洋墓石から選択できます。個性的なデザインの墓石も特注で依頼できますが、デザイン性の高さに比例して価格も高くなります。予算と相談しながら、墓石のデザインを決めましょう。

工事業者の選定・契約

墓石が完成したら、契約した霊園や墓地に設置します。墓石の設置は、専門の工事業者に依頼しましょう。ただし、霊園によっては工事業者が限定されている場合があります。霊園や墓地の契約時に、規定の工事業者があるか確認しておきましょう。

開眼供養(魂入れ)

開眼供養とは、お墓に魂を宿す儀式です。一般的には、納骨のタイミングでおこなわれます。開眼供養は、僧侶を招いて読経してもらわなくてはなりません。菩薩寺の住職にお願いするか、霊園の管理者に相談してみましょう。なお宗教や宗派によっては、開眼供養の考えはありません。開眼供養をおこなううえでの準備は、次の章で説明いたします。

墓石建立の流れ

開眼供養の準備

お墓が完成したら、開眼供養をおこないます。

石材店にお墓の完成日を確認し、親族が集まりやすい日をいくつか候補日としてピックアップしておきましょう。候補日から、僧侶の都合のいい日で開眼供養の日にちを決めます。もし四十九日や一周忌などが近ければ、それぞれの法要と同時におこなえないか、僧侶に確認しておきましょう。集まる親族も一度の来訪で済むため、負担がありません。日にちが決まれば、親族と連絡をとり、出欠の確認をおこないます。

また、法要をおこなう会館とも、会食内容や当日の流れについての打ち合わせが必要です。当日までに、お供え物やお布施を準備しておきましょう。開眼供養のお布施は、1〜5万円が相場です。紅白の結び切りの水引で、熨斗がない袋に入れておきます。中央には「御布施」と表書きし、右上に小さく「開眼供養」と記載します。四十九日や一周忌と同時におこなう場合は、それぞれのお布施も別で用意しておきましょう。

開眼供養の準備

建立者の名前はどうする?

墓石の裏面には、建立者名と建立日を彫る傾向があります。建立者の名前を彫る目的は、お墓の権限や所有者を明確にするためです。霊園によっては、お墓に建立者の名前を彫る規定があるため、事前に確認しておきましょう。

誰の名前

墓石に彫る建立者を誰にするか、実は明確な決まりはありません。施主・夫婦・兄弟・後継者などが一般的です。家族・遺族で話し合って決めましょう。

複数名の場合の順番

複数名でお墓の建立費用を負担した場合は、連名で記載することがあります。これには、相続の際のトラブルを防ぐ目的もあります。基本的には相続順で彫りますが、関係者で話し合って決めるとトラブルになりにくくおすすめです。なお「建立者を連名にすると縁起が悪い」との迷信がありますが、これは誤りです。仏教の考え方には反していないため、気にせず自分たちの想いを優先しましょう。

文字彫りの色は

建立者の名前を彫る色は、地域によって異なります。一般的に、朱色は存命のときが多い傾向にあります。地域によってしきたりが異なるので、墓石店や寺院の僧侶に確認するとよいでしょう。

建立者の名前はどうする?

墓石建立時の注意点

最後に、お墓を建立する際に注意してほしいポイントを3つ紹介します。

お墓の場所・アクセス

お墓を建てる場所やアクセス方法に問題はないか、もう一度確認しましょう。お墓は建てて終わりではありません。建立後も、掃除や草抜きなどの管理が定期的に必要です。親族が通いやすい場所であるか、また、高齢になっても足を運びやすいか、さまざまな目線で確認しましょう。

気になる費用感は?

お墓の建立には、高額な費用がかかります。一般的なお墓の場合、全体で150~300万円ほどといわれています。お墓建立や管理にかかる費用の内訳は、以下のとおりです。

  • 墓石:100~200万円
  • 永代使用料:50~150万円
  • 管理費:1万円前後/年

このほかにも、開眼供養のお布施や法要にかかる費用などがかかる場合もあります。あくまでも参考程度にとどめ、詳しい金額は石材店や霊園で確認しましょう。

お墓の跡継ぎは?

永代供養墓でない限り、お墓は親族で管理する必要があります。お墓を継承してくれる跡継ぎはいるでしょうか。もし継承者がいないと、無縁仏になる可能性があります。最近では、樹木葬や永代供養墓など、無縁仏を防ぐための埋葬形式が充実しています。ぜひ一度見学に行き、継承者不要のお墓も検討してみましょう。

墓石建立時の注意点

まとめ

お墓の建立は、複雑で長い道のりのように感じますが、実は流れに沿って行動すればスムーズに終えられます。ただし、それぞれのステップで守りたいマナーやしきたり、注意点があります。地域や宗派によって大きく異なる場合があるため、お世話になっている寺院の住職や詳しい方に相談しましょう。

亡くなった方や継承される方を想い、最適なお墓を建てたいと願う気持ちは、人生でそう何度も訪れない貴重な経験です。それぞれの希望や願いを汲みながら、後悔のない墓石建立をしてください。

 

墓地や霊園の購入などを検討されている方は、お気軽に石乃家の総合案内や資料請求にてお問合せください。

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まとめ

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